こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
東京をはじめとする一都三県と北海道の非常事態宣言が解除され、早くも多くの
人が街にあふれ出している様に見えますね。
まだ完全に収束した訳ではないでしょうから、これから暫くの間 予断を許さない
状況が続くんだと思います。
イタリアやアメリカも世の中全般が動き出した様で、アメリカ カリフォルニア州
ロサンゼルスにある RCM USA社からも連絡が来ていました。
また 一番心配だったイタリアも工業関係が稼働を始めており、お待たせしていた
O・Zレーシングホイールがこれから沢山入荷して来ます。
オートバイ業界も含めて、日本でのイベント開催はどうなんでしょうね・・・
先日RCMオーナーズクラブROC 関東ブロックリーダーの吾希人がやって来て
「そろそろ どうですかね!? 7月位から!」 って 言ってたんですが、自分は
「いや~ もう少し様子見た方がいいんじゃない、9月からとか」 と答えました。
RCMオーナーズクラブROCのツーリングやミーティングと言ったイベントは
今年まだ一度も開催してませんからね・・・
日本全国のRCMオーナーの皆さん。
落ち着いたらまたどんどんやりますから もう少し辛抱して下さいね <(_ _)>
もう少ししたら吾希人が HPのROC掲示板で最初のプチイベントを発表すると
言っておりました・・・
最初は慣らしがてら、近場からボチボチって言ってましたよ (^^)/
関東&東北は何度も開催しましたが、その他関西、そしていつの日か九州や沖縄
北海道なんかでも実現させたいな~!!
声は聞いた事あるけど まだお会いした事がないと言うRCMオーナーさん達が
それこそ一杯いるから、皆さん是非とも参加して頂きたいです。
遠方のRCMオーナーさん達、いつの日か互いのマイRCMで集結しましょう。
もちろんRCM-445 MK‐Ⅱのオーナーである 高知県在住 N・K さんとも
当本店にご来店とかじゃなく、ROCツーリングでお会いしたいですね!
2台目のRCM これまた角Z、RCM-508 Z1‐R(その3)です!
N・Kさんが既に所有されている RCM-445 MK-Ⅱは アップハンドルの
仕様車で、乗り易さ・扱い易さに重点をおいたイメージ。
対して今回製作している RCM-508は、以前クラフトマンシップ車として
製作されたRCM-464 Z1-Rをモデルに ほぼ同じ仕様になる予定・・・
と言う訳で、RCM-464同様 スイングアームにスタビライザーを装備。
スタビライザーは削り出しブラケットと7N01リブ角パイプのハイブリッド
ブロックピースタイプです!
相変わらず人気の ナイトロレーシング製 RCMコンセプトシート・・・
型がへたって量産が出来なくなってからは、RCMにだけ年に数個レベルで
シートベースを都度 単品製作している状況・・・
実際に車両に取り付け シートベースのファイバー形状を整えると言う作業が
伴うのですが、このシートのお陰で足つき性やルックスが格段に良くなって
ますから 毎回やらない訳には行きません。
RCM-464と大きく異なるのが、このメーター回り・・・
N・Kさん どうしても3連メーターが付けたいとの事で、ZXRの純正流用で
3連化する事になりました。
メーターの取り付けブラケットはワンオフで製作しましたが、メーター本体は
既に新品パーツがメーカー欠品だった為、状態良い中古を用いたもの・・・
メーターパネルの造り直しや その他レストア等、ここから更に施して行きます。
見ずらいかも知れませんが、中央辺りにある肉抜きされたブラックのステーは
仁科が拘ってわざわざ製作したバッテリーブラケットです。
エンジンハンガーとバッテリーケースを繋げる形で固定するブラケットですが
何となくきつくて左右M6ボルトが止めにくい経験をされた方もいるかと・・・
そこでキャド上で僅かに訂正し、更にノーマルがやけに重たい事から肉抜きして
軽量化したオリジナルでして、実際中村も出来上がったブラケットを持たせて
貰いましたが 随分と軽くなってました。
その昔、ここにフレーム補強効果があるなんて話を聞かされた事がありますが
自分はM6なんて貧弱なボルトで固定してる部分にフレーム補強効果なんてもの
ありっこないと思ってますんで、仁科が今回造ったこのバッテリーブラケットは
サンクチュアリーメカニックブランドとして製品化するに値すると思いました ♪
メーターハウジングの表面処理が仕上がって来ました・・・
きちんと下処理してあるので、まるで新品みたいにきれいになってますわ (^^;)
残念ながらまだメーター本体 パネルのリメイクが出来上がって来てないので
アッセンブリーでの組み立てが出来てませんが、これからマスターシリンダーの
リザーバータンク固定を決めたりブレーキホースを繋げたりするのに位置関係を
見る事が出来るので 暫定ですが取り付けしたんです。
スイングアームがブラックコート工程から まだ戻って来ませんが、5月完成を
目標に掲げていたので そろそろ完成させたいと頑張っておりました。
毎回言ってますが、基本RCMは早くて3~4ヵ月間の製作納期が掛かります。
アップグレードな仕様になるほど合わせて納期も長引きますが、とんでもない
造り込みの一部車両を除いて 概ね半年も頂ければ何とか出来るもの・・・
1年とか2年なんて とてつもなく長い納期は、その間ほぼ作業をしてないだけ
であって、本当はそんなに掛かりっこない・・・
だって、変ですよね それ・・・ (;^_^A
最大の難関!(笑) シートスポンジの成型に入りました!
このシート形状だけは RCMの場合とことん拘っておりまして、座り心地は
もちろん、見た目のフォルムをとても大事にしています。
でも これだ!という形にするには、どうしても自ら手作業で成型する必要が
あり、中村に横から色々口を出されながらも 削り粉まみれになって加工する。
中村自身も今まで沢山やって来ましたから知ってますが、このスポンジの粉
目に入るとやたら痛いんですよねー・・・ ( ̄▽ ̄;)
苦労の甲斐あってか、渾身のシートが出来た様です!
ふむふむ 確かに横からのラインが、スーーーーーっと来て グイッ
そこからキュ~っとなだらかに来て クイッと終わってる・・・
いいねーっ!!! RCMコンセプトシートっ、 かんせーっ!!!
すみません・・・ 本店ではこれで通じてるんで・・・ (^^;)
ここからはいよいよシャシーの仕上げ工程です・・・
もう皆さんにもお馴染みとなった鉸め式ブレーキホース、イタリア Allegri社製
ショルトシステムのホースエンドをフィッティングクランパーで鉸めました。
このアレーグリ製ブレーキホースとの出会いは大きかった・・・
そもそもイタリアでアレーグリ社を教えてくれたのは O・Zのメンバー達で
ロードレース世界選手権でも採用されてる レース畑の人間なら誰でも知ってる
ホース専門の名門メーカーでした。
始めて訪問した時 目の前にある数多のフィッティングを見せられ、思わず中村
興奮しまくって脱線したのを憶えております 。
やばい、 今思うと恥ずかしい・・・ (^▽^;)
でもそれ位魅力的なホースで、今ではRCM製作において なくてはならない
重要なアイテムとなったんです。
ブレーキホースを取り付けて、あとはスイングアームのコーティングに
外装ペイント、シートのレザー張りとメーターだけを待つのみっ!
結構 あるな・・・ (-_-;)
N・Kさ~ん!
6月登録&納車、行きますからね~っ!!!