こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
緊急事態宣言が解除され、感染者数がだいぶ落ち着き出しました今日この頃・・・
飲食店の営業もいよいよ以前の日常に戻るとかで、何よりだと思います (^^)
と なれば、だいぶ離れていた飲み会が再開?
しかも、これからの季節となると やはり忘年会ですかね・・・
なんか、今後の感染拡大への可能性を考えると「会社の飲み会!」なんてお祭りを
果たしてやって良いものか? ぶっちゃけ、悩むようになっちゃいました・・・
「忘年会は控えるけど 新年会ならいいかな」 なんて、逃げてますかね? (^_^;)
う~~~~~ん・・・ まだ暫くは 様子見ですかねぇ・・・
それでは本題!
リアルコンプリートマシンとして 最後のシリアルナンバー車両となったこのマシン。
ご紹介しましょう。
埼玉県在住 T・Kさんからオーダー頂きました
RCM-571 KZ1000MK-Ⅱです。
RCMとは 「Real Complete Machine」を略称した名称で、かの懐かしきバイク雑誌
ロードライダー編集の方が名付けてくれた名前で、長年親しんで来た名前でしたが
新たにRCM-572よりアメリカ ロサンゼルスのRCM USA社と統一をするべく
「Radical Construction Manufacture」を略称してRCMと呼ぶ事に変更する事となり
このRCMー571がリアル時代のラストシリアルナンバーとなった次第でした。
そういう意味からも、ある種のキリ番シリアルとなった? このRCMー571。
今後ますます入手困難になるであろう・・・ いや、下手すると買えなくなる
MK-Ⅱをベースにしたマシン。
まぁ最近ではMK-Ⅱと同じくらい、Z1&Z1-Rも買えないんですけど (^^;)
最初に見つからなくなった機種の中に MK-Ⅱは代表的存在として入るでしょう。
ここ1~2年の異常な忙しさから、皆さんの車両製作を以前の様にブログでマメに
ご紹介できなくなり 大変心苦しい状況が続いておりますが、このRCMー571は
シリンダーライナー入れ替え後でのボーリングや、トロコイド式ハイプレッシャー
オイルポンプの導入など、空冷Zにとって今の時代ならではのエンジンメニューを
しっかり取り入れてフルオーバーホールを行っております。
もちろん精密内燃機加工も正確に施しており、抜かりのない仕上がりになりました。
車体全体の明るめなカアーチョイスに合わせ、メーターもホワイトパネル仕様に。
ハンドルバーは、少し前にデイトナさんのオリジナル製品としてリリースされた
RCMコンセプトハンドルバーで、もちろんグリップエンドもボルトで固定する
タイプのヘビーウェイト、RCMコンセプトグリップエンドを採用しています。
シートも着座部分を幅狭にして足つき性を向上させた、これまたデイトナさんの
オリジナル製品、RCMコンセプトCOZYシート。
ハンドルバーもシートも全てデイトナさんの製品ですから、サンクチュアリーの
オリジナルパーツと言うものではありません。
私達サンクチュアリーがRCM用にラインナップした製品ではなく、あくまでも
別の会社さんからRCMの名を冠したパーツがリリースされるのは 実は不思議な
気持ちなんですけど、より良い物を提供してくれてる訳だし、見方を変えれば
ある意味RCMをイメージとした製品を造ってくれてる訳ですから、高い評価を
頂いてる事の証でもあると捉えております。
最近はデイトナさんに限らず、色んなメーカーさんからRCMコンセプト製品が
出ているので、自分達としても本当にありがたい事だと とても感謝してるんです。
足回りは前後17インチホイールのコースで、いつもの如く OHLINSサス
Bremboブレーキ、O・Zレーシングホイールに SUNSTARディスクと
最たる世界のトップブランドメーカー品だけに拘った構成・・・
O・Zレーシングホイールは、オーナーT・Kさんからのご要望でGASSでは
なく PIEGAをチョイスしておりますね!
SCULPTUTREスイングアームには、3種のバーリング加工を追加した
モナカ合わせスタビライザーを装備・・・
外装カラーがパールホワイトベースなため外装にボリュ-ム感があるのですが
スタビライザーの存在感とポリッシュ仕上げにより、外装のボリューム感に
負ける事のないリア回りシルエットになって バランス良く感じましたね (^^)/
車体の姿勢や 各部のバランス感が良いと思える車両は、実際に走らせても良い
印象を受けるケースが多いんです。
見た目ではなく、まずは動性能ありき・・・
それにより見た目が副産物としてついて来る、これこそがRCMだと思います。
昨年からMK-ⅡのRCMを 何台製作したかな?
いや、相当な台数 造ってると思うんですよね・・・ (;^ ^A
正確に把握できてませんが、かなり多くの台数を製作したのは間違いありません。
ちなみに今もMK-ⅡのRCMは 何台も製作しておりますが、皆さん「どうしても
MK-Ⅱで造りたい!」と言う 拘りあるオーナーさんの車両ばかり・・・
間もなく手に入らなくであろう空冷Zに対する想いは、絶える事無く続いてます。
シリアルナンバー RCM-571。
リアル時代 最後のラストナンバーとなったマシンは、やはり空冷Zでした・・・
自分は空冷Zが好きで、ずっとZに魅かれていたから この業界でやって来ました。
そんな空冷Zが枯渇し、間もなく買えなくなるかも知れない時代が訪れる・・・
こんなに寂しく、辛い話はありません。
何となく姿・形が似たバイクは 沢山あるでしょうけど、空冷Zは全く違うバイク。
その魅力はDOHC空冷2バルブ4気筒と言う、今後もう世に出る事ない独特の
エンジンに在り、その面白さ・趣の深さは、こればかりは所有された方でないと
わからない事でしょう・・・
T・Kさ~ん!
間もなくロードテストも終わりますので、近日納車 行けますからね~っ! (^^)/