こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
只今サンクチュアリー本店では これまで経験した事ない業務量と対峙してます。
延べ27台のRCMを始めに RCMと同等クラスの車両製作、またそれらを
行いながらも軽整備や車検、ちょいカスタムなどをご希望されるお客様の作業も
お断りせずに承っておりまして・・・
新製品開発なども含めて多数の管理が重なっており、メカニック達はもちろん
製品業務部もパンク状態・・・
中村も「頭フル稼働!」で対応しており、だいぶ目が 回って来てます (;^ ^A
たま~にですね・・・
たまに ちょっとした手違いをしたり、うっかり忘れてましたなんて事が たまに
あるやも知れませんが、なるべくその様な事がない様に細心の配慮を払いつつ
ご対応しておりますので、出来るだけ暖かいお気持ちで見て頂ければ幸いです。
何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します <(_ _)>
さて、本題!
シリアルナンバー RCM-534、Z900RS RCM計画(その5)です!
いよいよこの春デビュー予定のZ900RS用オリジナルパーツ、第1弾となる
パーツを試着するべく ふたたびフロント回りを分解しました。
Z900RS用 SCULPTURE製アルミステムKIT!
どうですか? このブコツさと存在感!!
削りを担当してくれた、おなじみアルカディアの高野さん曰く・・・
「これ材料だけでいくらだと思ってる? 一体いくらで売るつもり?」 との事。
相羽曰く「こんなとんでもない物 造りやがって」調だったそうで・・・ (^^;)
答えは・・・
わかりません ( ̄▽ ̄;)
ただ 何となく妥協した、ありきたりな製品にしたくなかったんですわ・・・
原価が高額で利益が低くても 「どうだぁ~~~! (# ゚Д゚) 」 みたいな仕様で
行きたかったんですよねぇ・・・
一体いくら請求が来るのか、今はなかった事にして・・・ (^^;)
ハードアルマイト処理されたA7075材によるステムシャフトを圧入します。
その後 純正のステムベアリングも圧入して・・・
組付けてみました!
RCMですから 正規シリアルプレートも同時に打ち付けています。
意外な伏兵がこの ブレーキのABSシステム・・・
Z900RS用のO・Zレーシングホイールには、もちろんABSを機能させる
事が出来る構造になっておりますが・・・
当然の事ながら、ブレーキホースが複雑にABSユニットに繋がってまして
今回はこのホース類を全て造り、交換する必要があります・・・
最も上の画像 ホースエンドを見る限り、Allegri製のラインナップで
あれば 全く同じ様なフィッティングが存在しているので、かなり良い感じの
ホースワークが出来そう・・・ (^^)
ABS機能付きは もはや当たり前の時代なんですから この辺りのカスタムも
本店メカ達には日々経験を重ねる様、勉強を続けさせて行きたいと思います。
OHLINS製 FGRT200倒立フォークが取り付けられると テンションが
上がりますね~~~! (^_-)-☆
これだけのフロントフォークを掴むステムKITなんですから、それに負けない
存在感のステムが欲しかったんです!
このフロントフォークとステムKITはアッセンブリにて、Z900RS専用
【OHLINS倒立エクスモードパッケージ】として発売されます。
その為、これよりアクスルシャフトパーツ図面の製図へ入る事に・・・
この頃、スイングアーム材料の一部が 試作品として出来上がりました。
これはアームを左右繋げているバイパスパイプの部分で、リアモノサスの
マウントが上に乗り溶接される部分・・・
規格材料で丁度良いサイズの角パイプがあったんですが、只の角パイプで
サスマウントが乗るとなるとパイプ面が変形してしまう可能性があった為
中央に切れ目を入れ3mmのプレートを挿入し【日の字】形状にアレンジを
したんです。
プレート部はもちろんこの後溶接されるんですが、これなら強度・剛性共に
不足ないものになるでしょう ♪
で これは、そのスイングアーム材を溶接してる訳ではなく あるパーツを
溶接しているところ。
そのパーツと言うのが・・・
これです! Z900RS用 リアフェンダーレスKIT!
以前のブログでも書きましたが、ここもRCMらしい 個性的で機能的なものに
するべく、月並みなではないものを目指しました!
一先ずこの試作品を取り付けてみたいと思いますが、果たしてイメージ通りの
出来栄えになっているかどうか・・・
次回、お見せしたいと思います (^^)v