こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
RCM-101 Z-1は、随分前のクラッシュからの復活再生劇として お預かり
しており、修理を機に大幅リメイクも同時敢行している1台・・・
静岡県在住 M・Aさんの RCMー101 Z‐1 復活に向けて(その5)です!
前回 たぶんこれが最後であろうと、ご来店を頂いた M・Aさん・・・
普段は中村と電話やメールでやり取りしておりますが、ご来店時は担当してる
メカニック佐々木と直接 打ち合せしておりました。
丁度エンジンが組み立ての途中だったので、見て貰いながら話す事に・・・
M・Aさんも このエンジンは最初に製作した時の仕様から大きくアップグレード
させたかったらしく、今回はかなり力の入ったメニューを採用しています。
できたてほやほや、このシリンダーヘッドのツインプラグ加工もその一つ・・・
燃焼室の火炎伝播に大きく影響あるツインプラグは、皆さんが考えている以上に
効果あるメニューで、実はほとんどのZ系エンジンにお勧めしたい位なんです。
ただ合わせてツインプラグ用の点火系が必要になったりと、意外な予算アップに
繋がる事から「気軽にやりましょ!」なんて 言えないだけで・・・( ̄▽ ̄;)
高圧縮化したエンジンであれば、まず絶対に必要になって来るツインプラグ加工。
数あるエンジンメニューの中で お勧めの優先度合いを考慮したなら、実は上位に
入るものと言えるでしょう。
もう一つは、エンジンが完成した所で再度オイルパンを外し オイルポンプを
最後のアップグレードとしてハイプレッシャーオイルポンプKITに交換。
トロコイドローターを採用したこのオイルポンプKITは ノーマルポンプとは
比べものにならない高性能品で、ここ数ヵ月間 とにかく在庫が不足気味・・・
M・Aさんの分も社内注文を入れてから一ヵ月ほど掛かって、第3ロット目に
入ってからの分で ようやく貰えました。
ノーマルポンプとは根本的に違うトロコイドポンプは、油温の低下・振動減少など
エンジン内部の潤滑性を飛躍的に向上させる事から 大きな利点がいくつも得られる
優れもの・・・
実はこのトロコイドポンプも お勧め優先順位が上位に入るメニューで、カスタムに
回す予算を少し削ってでも交換した方が良いパーツだと言えるんです。
コンプリートしたエンジンを 早速搭載・・・
中村は ”腰” やっちゃってるんで、手伝いません・・・ ( ̄▽ ̄) ゴメンネ~
時間が掛かっていたフロントディスクも納品されましたので、取り付けする事に。
これで足回りも 概ね組み立てが終了します (^^)v
ナイトロレーシング製オイルクーラーKITを取り付けるべく、クーラーホースを
併せて這わせます。
サンクチュアリーではホース類を基本、全て一台一台 車両にあわせて製作しており
その方が絶対に良い仕上がりになります (^_-)-☆
待望の外装ペイントが出来あがり、ナイトロレ-シング製ヒートポリッシュチタン
EXも取り付けました・・・
ポリッシュ仕上げのスイングアームにシルバーアルマイト仕様のステップKITと
最近ではあまり見かけなくなっているカラーセレクトが 何となく斬新ですね (^^)
拘りのブルーは、ブレーキホースに取り入れる事に・・・
実はこのイタリア Allegri社製のホースには いくつものカラーバリエーションが
あって、カタログやネットでは見ない色のラインナップも沢山存在しています。
Allegri社はメッシュホースそのものも自社工場で造っている 世界でも本格的な
ホース&フィッティングのメーカー・・・
皆さんおなじみショルトシステムも 一度使うと 手離せなくなる優れ物なんです。
更にAllegri製のオイルクーラーホースは画期的で、実は今このクーラーホースの
システムを導入すべく、ミラノのメーカーサイドと連絡を取り合っていますので
実現したらまたお知らせしますね!
M・Aさ~ん!
ゴールは近し (^^♪
次回は最終回! 復活したRCM-101 Z-1を、お見せしますからねーっ!